「名古屋市南区の水道局指定水道工事店 名水工業所の工事ブログ」

 

3月9日に最初の漏水調査に入った入院施設のある病院の3回目の対応をしてきました。入院施設があるため工事に入る日は相手様都合です。

本日の工事は、前回調査でどうしても気になる個所があり、担当者様へ病棟内の廊下を壊して確認したいとお願いしていました。ほぼ経験での予測なのでどうして?と問われると怪しいから・・としか答えようがありませんでしたが、病院内水道バイパス工事に数百万かかること、運がよければ廊下を壊したその部分で修理出来る可能性ともしかしたら水道管もなにも出てこないリスクをご説明しての着手です。

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応援の職人さんと病院の朝食1時間後から工事着手。コンクリートの廊下を電動ハツリ機で壊しはじめました。数分後職人さんから「床下が空洞だよ!」と声があり、大きなコンクリートを取り除いてみるとプールのような水たまりがでてきました。手を空洞へいれて確認してみると水道管かな?と感じる手触りがあり、その部分を探ると一部からかなりの勢いがある水流を感じました。さらに廊下を壊してみると・・

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断水をお願いして水をポンプアップし再度注水すると、錆びた鉄管下側のねじ切りをした部分に小豆大の穴が開き大量の水が噴き出しているんが分かりました。

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鉄管の劣化が激しいため、切断、バイパス、入れ替えの補修は不可能と判断し特殊な部材を使用して漏水を止めることにしました。すぐ懇意にしている水道資材店に電話で近郊で特殊部材在庫をしているお店を調べて貰い名古屋高速をつかい直接引き取りに往復3時間。途中特殊部材だけでは心許なかったため補助材料も仕入れて再度現場に到着。

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配管に下処理をしたあと特殊部材を取り付け。ドキドキしながらバルブを開けてみると止水成功です。

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特殊部材をビニルで保護して川砂で埋め戻しモルタルで補修し漏水修理完了です。

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病棟廊下のためコンパネで養生させて頂きました。

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自画自賛になりますが、応援の職人さんも「名水さんの漏水調査の勘は毎回すごいですね!どうして分かるんですか?」と言われました。勘と言うより経験値なんです。けっして100%ピンポイントで見つけているわけではありません。またバイパスの方が将来をかんがえたら良いと判断すると強くバイパス工事をお勧めします。ただ出来る限り漏水箇所をみつけ修理対応したいと考えている弊社です。作業終了後、担当者様からさらに複数のメンテナンスを頂きました。また後日ブログアップします。

関連ブログ:

病院からの漏水修理依頼

築年数の経過した入院病棟漏水調査

 

(豊田市 ○○病院)