「名古屋市南区の水道局指定水道工事店 名水工業所の工事ブログ」

 

年内の漏水対応は本日で終了になります。まずは事前調査をしてあった私道での埋設メイン管現場へ向かいました。

私道内に10件ほど住宅があり、調査修理にはメイン管(道路で言うと水道本管)の断水する必要があったため、事前に各戸に断水日時、予定時間、作業内容のチラシを配布し、本日も着手前にお客様と戸別声かけをしたのですが、断水し作業開始をして直ぐに「勝手なコトするな!」とクレームが入りました。

すでに本管を掘り出し漏水箇所を特定しておりましたが、正規ではない異種管ジョイント工事と配管劣化状態から止水修理は不可能であり、また無理な作業をすると、配管破断で断水が数日間になる危険があり、依頼されたお客様には申し訳ないのですが、修理不可能とお伝えしました。それでも少しでも水量を減らそうと、防水テープで処置をしましたが、完全に止めることは出来ません。

正直なところ、今回の私道内水道本管は共有利用なので、全ての方が費用分担するべきですが、今回お客様が見るに見かね自費で支払うので工事をしてあげてと依頼されていました。前回も下水高圧洗浄をしたときも、詰まり発生の原因を作ったお家に費用分担のお話をしたのですが、逆ギレされたこともあり、今回お客様に「自費で共有部分の修理は今後控えた方がよいのでは」とお話させていただきました。

かなりのご高齢であるため、全管入れ替えの費用分担を負担するには多額になる事と、そのためまずこのような住人がいる私道部分では話がまとまった試しがないこともご説明させて頂きました。

住人の1人が工事後、状況確認に来られた際に、私道を名古屋市へ移管し公道扱いにしようと、数十年前に話をしたけどまとまらなかったと言われていました。

たぶん「数年待たずに大漏水になるリスクが高いですよ」とお客様とその住人の方へは話しておきました。あとはこちらの私道にお住まいの方で解決して貰うしかありません。

午後からは、ご近所工務店ハヤカワウッドクラフトさんからの依頼で、鉄筋コンクリートの病院施設での漏水調査です。床下に水たまりができているのですが、水を使用されていたり、セントラルヒーティングが回っていたりと、漏水音を判別出来ませんでした。年明けリフォーム工事中に再度漏水検査に入ることで本日は帰社いたしました。