「名古屋市南区の水道局指定水道工事店 名水工業所の工事ブログ」

 

今日は、お得意様からご紹介していただいたお家で漏水調査をいたしました。お得意様の数軒先でしたのでお庭もあり大きなお家なのを把握しており、訪問前からこれは一筋縄ではいかないだろうと考えていました。

お伺いしてまずはお客様に水回りを案内して頂いたのち、建築図面を見せていただきました。おおよその配管経路を確認し「電子聴音機」で漏水音をさがしましたが、まったくどこからも水漏れ音を聴きとることができませんでした。今回給湯配管での水漏れではなく、給水管での水漏れと判断しています。

2回りほど音をさがしたのですが怪しい箇所がみつからないため、お客様に配管経路の切り分け工事に入ることをお伝えしました。まずは玄関先からお庭へ向かっている20Mほどの部分を経路から外しました。というのもこの部分だけ一部地面が露出していて、土間コンクリートを壊す必要がないためです。

しかし水漏れが止まりません。さらに建物外周を調べると坪庭に手水鉢らしきものがあるのを発見。周りを注意深く見ると竹製の朽ちた手水口を発見しました。この止水バルブをさがしたのですが見つからないため、おおよその検討をつけ経路切断するための掘削を始めようとすると雨が降り出してきました。

雨のため今日はここでいったん調査中止とし、1週間後再度漏水調査に入ります。ただ水道メーターの動きが、普段の漏水時の動き方と違っているのが心に引っかかっています。石張りや土間コンクリートで仕上げられている外周なので、できることなら坪庭あたりで漏水が特定できるとありがたいと思っています。