「名古屋市南区の水道局指定水道工事店 名水工業所社長ブログ」
午後今日はそろそろ終業かなと思っていたところに電話が入り「アパート2階への水道管をプラグ止めしてほしい」と言うことでした。その部屋は使っていないと聞いたのですが、現場に着くと2階のお部屋には入居者がお見えでした。大家さんがご高齢のため、立ち合いには息子さんが立ち合いに来てくれており「とにかく一階のトイレから立ち上がっている水道管を切断してプラグ止めしてほしい」と言われました。配管を確認すると2階全居室へのメイン給水管のため、立ち上がり管のプラグ止めは不可能とお伝えしました。また「2階の入居者さんがみえますが、トイレ使えなくなっていいのですか?」と聞くと、トイレが詰まっていて使用していないと言うことです。なんだか不思議な状況ですが、木製タンクへの給水接続部で止水する方法を提案し作業を開始しました。
現在は使用されていない規格のVP10ミリで、しかもビニル管を専用工具でテーパー加工をし接続する昭和初期当時の施工でした。当時は継ぎ手が高価だったため、曲がりなどはエルボなどを使わずにガソリントーチ加熱で曲げていました。そのため一番簡易で費用の掛からない工法をご提案し、木製タンク接続部の袋ナットに鉄プラグで止水作業を施しました。
一階のトイレは天井も土壁も落ちて悲惨な状況でした。いままでどうやって生活していたのか不思議な現場でした。