「名古屋市南区の水道局指定水道工事店 名水工業所の工事ブログ」
数年前にホームページから修理依頼を頂いた住宅公社の住宅にお住いのお客様からリピート依頼を頂きました。今回は台所とお風呂のパッキン交換です。どちらもついているのは2ハンドルタイプでした。コマパッキンとハンドル軸のパッキンを4組交換いたしました。
こちらの作業後、昨日トイレの床が濡れるというご依頼を頂いたお客様宅へ再訪問です。昨日夕方に「また床が濡れてきている」とお電話がありました。現地確認すると、昨日と同じようにタンク固定ネジから水が落ちていました。一旦タンクを取り外しタンク底の外観チェックをしてみましたが、ネジ部や昨日修理した部分から水漏れをしているよう見えません。お客様のご了解を頂き考えられる箇所を修理していくことにしました。まずはネジ部分の交換を試します。
タンクを取り付けて注水しチェックすると、やはりタンクの下あたりが湿っているように感じます。何度もタオルで拭いてみても時間が経つと湿ってくるためサイホンを交換することにしました。既設で取り付いていたのは壁の角につけるロータンク用のサイホンだったため便器本体との干渉があるのかとも考え、密結用タンクのサイホンに交換しました。
再度タンクを取り付け注水してみましたが、やっぱりタンク底が湿ってきます。数度取り外してタンクの底と取り付け部品を確認したのですが、原因が分かりません。タンクを戻し満水にして少し時間かけ底部を目視確認していると、だんだんと湿り気が表れ、さらに数分見ていると水滴となってきました。
やっと原因が特定できました。タンクの底に目で見えないほどのヒビが入っているようです。数度タオルで拭き湿り気が始まる部分と水滴が表れる部分を確認しタンクを取り外しました。外部から目視点検しましたが、やはり日々を確認することはできませんでした。
水漏れを目視確認していた部分に外部に防水テープを貼り、内部からもシーリング処理をし注水検査をしたところ、水漏れが止まったようです。またお客様に様子を見ていただくことで修理完了です。今回で水もれが止まらない場合には、トイレ交換をしてもいいとお客様から伝えられました。なんとかこれで水漏れが止まってほしいものです。
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