「名古屋市南区の水道局指定水道工事店 名水工業所の工事ブログ」
本日は北名古屋市で漏水修理工事をしてきました。以前ホームページからトイレ改修のお問合せがあったお客様から「知り合いの家で漏水しているのを見てくれないか」と言うご依頼でした。訪問先のご住所が北名古屋市とお伺いしたため、修理をしても工事証明いわゆる漏水証明は発行できない旨をつたえましたが、地元指定水道屋工事店さんから漏水修理不可能と言われたため、知り合いを頼り弊社へご依頼となったとのことです。
9月27日に事前調査をしたところ2か所疑わしい箇所を特定していました。後日日程調整をし修理にお伺いをすることになっていましたが、予定が詰まっていたことや先日の体調不良で工程が組めずに、お伺いが先送りになっていました。今回二日間を予定し着手です。
お伺いしてすぐ「納屋に使っていない水道があるのを思い出した」と言うことで見に行くと、蛇口の取り付け口から水漏れをしていました。全く使用していないと言うことでプラグ止めをいたしました。ただメーターの回り具合からこの水漏れ量ではないため、事前調査個所を順番に点検にはいりました。
こちらのお客様は農家のお仕事もしているため、外部にトイレがありそちらの配管からかなりの漏水音がきこえていました。まずはこちらを着手です。地中ビニル管から屋内立ち上がり鉄管へつながるエルボからの漏水です。
配管に1.5センチほどの高低差が出来ていたため、不格好ですが配管でその差を吸収しながら配管接続しました。
当然メーターを確認すれば、まだ回っています。事前調査で疑いのある2か所目にかかりました。こちらは1メートル範囲内に、外部立水栓・止水バルブ・トイレ配管があります。再度漏水音調査を繰り返したところ、トイレに近い箇所ではないかと判断しトイレの外側土間を壊したところ漏水箇所を発見です。
やはりVPエルボからの水漏れでした。鉄管とのジョイント部分からHIVPで修理完了です。
これでOKだろうとメーターを確認しに行くと、まだクルクル回っています。他の個所で漏水音を確認できていないため、さすがに心が折れかけ「もう漏水箇所わからないかもしれない」と思ってしましました。ちょうどお昼になり一旦気持ちを入れ替えるためお昼休みにはいりました。午後から再度お客様に過去の記憶をお尋ねし、配管経路の再調査をしながら漏水音を電子聴音機で調べていました。するとお風呂とキッチンへの配管経路で、漏水音ではないのですが、水を止めた際に配管から水が抜けていく音がかすかに聞こえたように感じられました。数度確認するとやはり水が抜ける音ではないかと思い、範囲の絞り込みを開始です。何度もお客様に建築時の記憶、その後の工事などをお伺いし埋設経路を推測しながら探していくと見つけました。漏水箇所!
こちらはお風呂を木などを燃やして沸かす昔ながらのおかまがあり、そちらの薪などが数量おいてあった小屋の土間下エルボでの漏水でした。やはり不細工ですが土間を壊す範囲がこのスペースしかないため無理くりのジョイントでの修理です。
再度メーター確認すると止まりました。一気に疲労が襲ってきました。本当に良かったです。あきらめなくてよかったと思った本日でした。トイレタンクの内部部品の劣化も進んでいたため、トイレの水漏れがすぐ発生しないようにボールタップパッキン・フロート・手洗いジョイントゴムを交換させていただきました。修理した箇所の補修は明日にしていただけるよう、お客様にお願いし本日は帰社させていただきました。明日は再度水道メーターを確認し漏水が止まっていることを確認してから、土間補修に入ります。
余談ですが、お客様が何か作業をしていたのでお伺いすると「大豆だよ。自家製味噌つくるんだ」と言うことです。大豆の豆自体はしってますが、こんな太い幹で枝豆みたいになるとはしりませんでした。この後色々お話を聞くと、かなりの畑があるそうで「平日の仕事より休日の農作業の方が大変だ」と笑っておられました。
さて明日はメーター止まっていますように。今日は疲れました。