「名古屋市南区の水道局指定水道工事店 名水工業所の工事ブログ」

 

本日は、事前の漏水調査からトイレタイル床下での漏水と判断していたお客様宅へお伺いしました。こちらの現場では、建物が道路より1メートルほど高く盛り土をされています。そのために下水管が家の間際では1・2メートルほどの深さに埋設されており、そのため水道管も同じ深さに入っているのではと思われました。まずトイレへの水道管が入っている箇所を特定する必要があり、唯一確認できるガス給湯器への給水管から配管をたどることで、給水経路を特定することにしました。

この給湯器がある高さは、道路からは1Mほどの高さがあります。

給湯器を取り外し、土間コンクリートを取り除きました。給水管をたどると、意外と浅い位置に配管がありました。まずはメーター側で止水すると家全体のお水がでなくなりました。そのためこの経路にトイレ給水があることが分かり、つぎはトイレへの導入部を探していきます。

順番に配管をたどると、インターホン配線の管下に継ぎ手があるのを見つけました。ソケットかと思いましたが、全体を確認すると下部へ向かう分岐のあるチーズであることが分かり、この部分をパスして配管を短絡さえてみました。するとトイレだけお水が止まりました。これで切り分け作業完了です。メーターの回転も止まったので、トイレだけのバイパス配管をしていきます。

壁右側に止水栓があるのですが、寸法を測ると雨どいより右側、ちょうど直角にこちらへ伸びている壁の内部あたりになるため、あえて反対の左側へバイパス用の穴を開け配管をしました。

お客様との打ち合わせで、土間補修は一部にしてあります。植木を植えたいので土の部分を作ってほしいとの希望からです。給湯器を元に戻し、試験運転をして作業完了です。

しばらく様子を見ていただいた後、給湯器保温など残工事に再度お伺いします。今日は一日応援さんにお手伝いをしてもらいました。おかげで1日で給湯器再設置まで施工することができ、お子様がおみえなのでお風呂の心配をされていたこともあり、無事終わりホッとしました。