「名古屋市南区の水道局指定水道工事店 名水工業所の工事ブログ」
ある施設から供用トイレ内の洋式トイレがガタガタして持ち上がるようになってしまったと修理依頼がありました。数日前に現地調査をし、今までの経験からおおよその原因を推測しお見積もりを提出し本日着手となりました。
経験からたぶんこの辺りが原因だろうと判断出来ますが。正直どれだけの補修が必要か便器を外してみないと分かりません。今回便器を取り外すと自分が思う以上に悪条件でした。
便器と排水管を固定する部材は割れて再利用不能。便器を固定するアンカーはモルタルの厚みが2センチほどしかなく、更にその下は空洞でまったく効いていない状態、古いビスは指で引き抜けてしまいました。和式便器から改修した祭のモルタル仕上げはガタガタで斜めになっている状態。配管が垂直で無く斜めにたちあがっているため便器固定用部材の取り付け不能(このため既設の固定部材が割れたようです)。一瞬これは補修ムリかもしれないと思ったほどでした。
建物が古くお客様からの要望は完璧な補修を為なくて良いので費用を出来る限り押さえたい。他にも共用トイレ内に複数トイレがあるので、最悪短期間でも使用出来れば良いということで、あれこれと6時間ほど試行錯誤をしなんとか再設置完了。お客様には完璧な補修ではないのでどれほど使用出来るかは保証出来ませんと正直にお伝えしました。
併せてタンクの消耗部品であるタンク接続用パッキンを交換。
壊れていた洗浄レバーを交換。水漏れしていたフロートも交換させて頂きました。
沢山の方が使用する共用トイレなので使い方が荒いためどれだけ使えるかな?なんとか2年がんばってくれたらいいな・・・
(豊田市 とある施設)