「名古屋市南区の水道局指定水道工事店 名水工業所の工事ブログ」

 

今日は、水道の漏水修理を2件してきました。1件目は先週「漏水調査1日目」をしたお客様です。昨日の予定でしたが、雨天のため本日へ順延しての作業です。

まずは坪庭にある手水鉢への水道止水栓をさがしていきます。建築図面にない坪庭手水なので、ところどころ配管経路を掘り出して、バルブ位置を探していきました。見つけたバルブからの水漏れはなく降り出しにもどりました。

前回の調査時からずっと変だなと感じていた、水道メーターの回り方がありました。経験からビニル管や継ぎ手などの漏水ではなく、器具漏水時に現れるメーターの動き方です。再度建物内のトイレなどを確認したのですが水漏れは見当たりません。おかしいなと思いながら、建物内部と外部の配管切り分けをしようと、一番簡単な2階への立ち上がっている水道管にバルブを取り付けてみました。

なんとこの後メーターを確認すると水漏れが止まりました。ええ?て状況です。2階にあるのはトイレ、手洗い、ミニキッチンだけで、水漏れしていないのは確認していました。でも止まってしまったのでこれで漏水工事完了です。土間コンクリートはつりを先に始めなくてよかったです。

実は帰社してから工事写真と図面をみてあっ!と気が付いたことがあります。2階トイレ内の手洗いにサーモ水栓が付いたのです。建築設計監理の豪邸だったので、「給湯管配管してあるんだね」と思い込んでいました。同業の勘の鋭い方ならお気づきでしょう。パイプシャフト配管ではなく、バルブをつけた給水管や排水管が外壁からの立ち上がっています。給湯機はこの横にあるため、給湯管も当然ここから立ち上がっているはずなのにありません。お湯はたぶん手洗い収納内にビルトイン型温水器があり、これが水漏れしていたのではないかと気づきました。思い込みで確認作業を怠りましたが、こんど集金にお伺いする際に確認してきます。

2件目は「普段6000円程度の水道料金が2万円になっていた!」と水道局から紹介のお客様宅へ訪問です。こちらは水道メーターのパイロットがグルグルで漏水音がはっきりと聴こえ5分ほどで位置特定完了です。

お庭にある水栓柱の接続部からの水漏れでした。

パッキンを取り換えて漏水工事完了です。既設管取り外す際に、袋ナットが固着していたため、ビニル管を切断しての作業をしました。ちなみに名古屋ではこの接続方法が水栓柱では主流です。

明日は洗面化粧台の修理と漏水調査です。漏水調査あと4件お待ちいただいているので、この梅雨の晴れ間になんとか終わりますように。

関連ブログ:漏水調査1日目