「名古屋市南区の水道局指定水道工事店 名水工業所の工事ブログ」
お得意様から「娘のマンションでお湯が漏れているらしいけど見に行ってほしい」とお電話がありお伺いしてきました。状況をお伺いすると「大量のお湯が漏れ出し、階下へ漏水した」と言うことです。たまたま2階のお部屋だったので、廊下・玄関が浸水したと言うことでしたが、階下は自転車置き場だったのが幸いでした。すでにお客様が原因を特定していたので拝見すると、ポリブデン管をヘッダーの様に分岐している継ぎ手のジョイントに鉄管ニップルが使用してあり、腐食破断してお湯が噴き出したことが分かりました。
「マンション管理会社からの修理見積が高額なので、弊社でお願いできないか」と言うことでしたが、あいにく弊社ではポリブデン管を使用しておらず、また使用材料のメーカーとの取引がないため、管理会社へ依頼する方が早い旨をお伝えしました。その際に築20年とはいえ「ジョイント部に継ぎ手とは違う異種金属である鉄管が使用してあることを管理会社へ伝え、工事費が少しでも安くならないか交渉してみるのと、漏水保険が使えないかを尋ねてください」とお伝えしました。と言うのも口頭で提示されていた見積り金額が管理会社の手数料を入れるにしても、あまりにも高額で正直驚いたからです。
帰社する途中、お客様から電話がはいり「管理会社が弊社に電話したいと言うので、連絡先を教えてもいいか」とのことで了解いたしました。多分クレームだなと思いましたが、早速電話がはいり案の定クレームでした。「故障は法令等で問題があるのか」から始まり、最後には「金額の事は言わないでください」と意味不明なことまで言い始めるので、「御社の下請けでも協力会社でもないですよ。弊社はお客様のためにご助言しただけです。正直見積もり提示金額高すぎですね。」とお伝えしました。
管理会社の中には、お客様の弱みに付け込んで高額な修理費を請求する会社もあります。慌てずに金額提示だけでなく明細を必ず取っていただくのがよいでしょう。