「名古屋市南区の水道局指定水道工事店 名水工業所の工事ブログ」
トイレの床に水漏れしていると修理の依頼があり現地調査にお伺いしたところTOTO「TCF6020」の本体内部からの水漏れ。年数も経っているため修理よりも交換をご提案させて頂きました。いつものようにお客様がネット購入されて取り付けのみでもOKとお伝えしていると、あれ?と気づいたことがありました。
便器を軽く揺すってみるとグラグラとします。あれあれ??とチェック箇所を確認してみると・・どうも固定部品が破損しているようでさらに固定ビスが腐食していました。お客様に便座交換時に一度便器を取り外し固定部分を確認したほうが良いことを伝え、便座交換と同時作業で便器脱着補修のお見積もりを提出したところ、シャワー便座も弊社手配で便器設置補修工事共にご契約し本日工事をしてきました。
※取り外し前
※便器が5ミリほど浮き上がりキッチリ床面に設置していません(板張り床なので水勾配はありません)。このような場合は固定部品を交換するだけでは解消出来ません。これをキッチリ床面に合わせる方法は企業秘密です。今回ネジが腐食したのは、当時の施工店がこの部分を合わせる施工方法をしらなかったためだと思います。昭和の技術で一時期だけ多発した事象なので当時の職人さんでも合わせる技を知らない方が多いですね。
※固定部品が腐食しているため化粧キャップを取り外す時左右共ポッキリ折れてしましました。
※ビスの腐食は汚水が漏れていたのが原因でした。
※便器固定部品も破損していました。たぶん便器が浮いているのを無理矢理押しつけようとビスを締めすぎたためではないでしょうか?
※古い部品を取り外し取り替えます。接着固定されている部品を取りはずしのもプロの技なので作業中の画像は掲載できないです、ごめんなさい。配管にも問題点を見つけたのでそちらも手を加え修正しました。
※消耗部品のタンク接続用パッキンも交換します。・タンク取り外しにこのパッキンを交換しないと水漏れの原因になります。サイズも種類もあるので適合するパッキンを使用しなければなりません。
※便器を設置して完了。
今回シャワー便座はTOTOの新製品「TCF6621」を取り付けました。
水道工事店であるからこそ便器脱着しての固定部分修理ができます。家電量販店ホームセンターでは便座の地理付け工事をするだけだと思います。ましてDIYでは気が付いても放置するのではないでしょうか?
プロだからこそ小さな問題点を見つけ大きな故障になる前にお客様へお伝え出来るのも、長年培ってきた技術だと思います。
(名古屋市南区 S邸)